お知らせ

化学物質法規制に関するニュース(12/17)

定期的に各国法規制に関するニュース・トピックをお知らせしております。

■【米国】GreenScreen certification(繊維安全性認証)

<ニュース>
アップルは、危険有害性評価ツール「GreenScreen」を開発したNGO団体Clean Production Action(CPA)と提携し、クリーナーや脱脂剤を対象とした「GreenScreen認証」を発表しました。
この認証は、制限物質リスト(RSL)への準拠など、さまざまなレベルの認証を得るための基準を下記のように定めています。

-塩素化および臭素化化合物
-パーフルオロアルキル物質およびポリフルオロアルキル物質(PFAS)
-溶剤 – ベンゼン、n-ヘキサン、トルエン、n-メチルピロリドン(NMP)
-メタノール
-オゾン層破壊物質(ODS)
-環状揮発性メチルシロキサン(cVMSs)
-アルキルフェノールおよびアルキルフェノールエトキシレート

製品は、分析試験、皮膚や目への刺激性に関する要件を満たし、独立した危険性評価を受ける必要があります。
Clean Production Action(CPA)は、米国に本拠を置く独立した非政府組織(NGO)です。
CPAの使命は、グリーンケミカル、持続可能な材料、環境に配慮した製品のための戦略的ソリューションを設計し、提供することです。

<Green Screen Certification>
GreenScreen CertifiedTMは、独立した非営利の認証基準で、製品や製造においてPFASを含まない好ましい化学物質の使用を促進するものです。
製品はBronze、Silver、Gold、Platinumのいずれかで認証されます。ブロンズ認証では、各製品カテゴリー内に設定されたPFASを含む制限物質リスト(RSL)の化学物質の使用を禁止しています。

<参考>CPA FAQ

■アップルは電子機器におけるより安全な洗浄剤のための規格開発に協力

アップルは、世界的なエレクトロニクス業界団体であるIPC (米国電子回路協会)などと共同で、エレクトロニクス製造において「グリーン」なクリーナーを構成する基準をさらに明確にすることを目的とした、新しい規格「IPC-1402」を策定しています。
アップルは、IPC-1402によって、エンジニアが十分な情報に基づいて判断し、工場の従業員や環境にとってより安全な製品を選択できるようになると述べています。
このIPC-1402は、産業衛生上の要件を取り入れた、より安全な製品の基準を定めています。

<IPC 1402の開発メンバー>
IPC-1402を策定するIPCの小委員会「Green Cleaners in Manufacturing Task Group」は、アップルのスタッフが議長を務め、20社以上の国際企業や政府機関の代表者で構成されています。

<出版予定日> 2022年2月

<参考> IPC

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