お知らせ

化学物質法規制に関するニュース(9/15)

提定期的に各国法規制に関するニュース・トピックをお知らせしております。

■【米国】プロポジション65  1,3-ジクロロプロペン 発がん性に関わる閾値(NSRL)設定

1,3-ジクロロプロペンは、1989年1月1日に発がん性があるとしてカリフォルニア州法プロポジション65リストに掲載されたが、 閾値であるNSRL(Not Significant Risk Level)は空白であった。

– OEHHAは経口および吸入経路による1,3-ジクロロプロペンへの曝露に対して、1日あたり3.7マイクログラムのNSRLを採用した。
– 法律の施行日:本規制のリスト収載日は2022年7月1日だが、12ヶ月の移行期間を経て2023年7月1日から施行される。

<参考>OEHHA
https://oehha.ca.gov/proposition-65/crnr/proposition-65-no-significant-risk-level-13-dichloropropene-13-d

■【インド】ジペンテンに含まれる有害重金属の禁止を検討

原案では、以下の有害重金属の物質への使用を禁止することを提案している。

– 水銀とその化合物 
– カドミウム 
– 六価クロム
– ヒ素
– アンチモン 
– 上記全ての酸化物 

さらに、ジペンテンは、これらの有害な重金属を天然由来の状態やその他の不純物で、合計0.1重量%以上含有してはならないと定めている。
また、鉛の含有量については、90ppmという最大許容量を設定することを提案している。

<ジペンテンの用途>
塗料、エナメル、ラッカー、ポリッシュの製造に使用される。

<その他の追加要求事項>
梱包はしっかりと閉じ、以下の情報を表示することを推奨している。

– 材料の名称 
– 製造者名とその公認商標(ある場合)
– 材料の質量 
– 鉛の含有量(最大値)
– 有毒重金属の含有量 
– 製造年月 
– ロット番号またはバッチ番号
– 関連する注意事項 

ホーム > お知らせ > 化学物質法規制に関するニュース(9/15)

ページの先頭へ戻る