お知らせ

化学物質法規制に関するニュース(10/1)

定期的に各国法規制に関するニュース・トピックをお知らせしております。

■【EU】多くの消費者製品に有害な化学物質が含有

ヨーロッパ全土の水泳用品、ガーデニング用品、DIY用品を対象とした総合的な調査分析の結果、多くの製品に、人体や環境、あるいはその両方にとって有害な化学物質が含まれていることが判明した。また、分析された製品の中には、ヨーロッパで既に法的に販売することが許されていないものさえ存在していた。

– サンプル数:EU13カ国から106の成形品
– 106の成形品のうち1/3が少なくとも1つのSVHCを含む
– 106の成形品のうち10製品が0.1%を超えたSVHCを含む
– 7の製品にホルモン系に悪影響を与えるため消費者向製品への使用が2020年7月に制限された可塑剤も含まれていた(濃度:最大23%)
– ジョイントゴムから 4 種類の発がん性・難分解性の多環式炭化水素が検出され、規制値を超えていた

製品試験の範囲内で、消費者に提供されるデータの正確性を確認するために、AskREACHデータベースにすでに登録されている25の成形品も分析された。
このうち、重量比0.1%を超えるSVHCを含む製品は1つのみであった。この企業はすでに、提供した情報を修正するよう要請されている。

■【英国】安全衛生庁(HSE)が2022-2023年のUK REACHの作業計画を発表

安全衛生庁(HSE)は、2022-2023年の作業計画を発表し、UK REACHの下での制限、認可、物質評価、SVHC特定に関する計画を明らかにした。
HSEは、2022年~2023年の間に完了させるべき目標を以下のように設定している。

1.SVHCの特定=>認可の候補となる物質をUK REACHのSVHCリストに追加するための技術評価を完了する:最大5物質目標
2.制限=> 制限文書を発行し、これらの文書で提案された新たな制限をUK REACH付属書XVIIに盛り込むための意見募集を開始する:最大4物質目標
3.認可=>受け取った申請書を法定期限内に処理完了 : 100%達成目標
4.物質評価=>ローリング・アクション・プランの2物質の評価を完了 : 100%達成目標

<参考>HSE
https://www.hse.gov.uk/reach/resources/work-programme-2022-23.pdf

ホーム > お知らせ > 化学物質法規制に関するニュース(10/1)

ページの先頭へ戻る